立ち読み。
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14 years old
NO.4より
「だから、俺も気付かなかったけど、俺はアイに心を開いてるってことになるんだ。」
「まぁ、そういうことになるね。」
リョウはそう、一通りしゃべり終えると、自分のジュースを口に運んだ。そして一息つくと、立ち上がり、私の方に歩み寄ってきて、私の目の前にしゃがんだ。リョウの意外な行動に、私はびっくりして肩を硬め、リョウを見た。リョウもまた、私のことを見つめた。目が合っている。握りしめた缶が、小さな音を立ててへこんだ。
そして、目があったまま、リョウが口を開く。
「俺ね、素直になることにしたんだ。」
「・・・・。」
私はリョウのきれいな目に縛られて、息をするのがやっとだった。
「自分の気持ちにうそついちゃいけない、自分の気持ちを作っちゃいけない、そう思ったんだ。」
こくん、やっとのことで、リョウの言葉にうなずく私。
「俺、アイのこと、たくさん傷つけたんだと思う。でも、わかったんだ、今。俺の気持ちが。」
「・・・・。」
「なんで、俺、あんなことしたんだろう、って、後悔してる、すごく。なんで、素直にならなかったんだろうって。今日、アイと会えてよかった。」
「・・・・うん。私も、そうだよ。ぎくしゃくしたままだったもんね。」
「そう。そのこともそうなんだ。」
そして、また沈黙がやってくる。リョウはしゃがんだまま、黙っていた。目線が、下に行ったり横に行ったりしていたことから、何かを考えていたらしい。
リョウは、重い口を、開く。
「俺、ちゃんと言うよ。だから、ちゃんと聞いてて。」
「うん。」
「俺、アイのこと、好きみたいなんだ。」
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NO.7より
「きゃ、もう、私足着いてない!」
浮き輪の穴に入っているのは、私。リョウは、浮き輪に両手を乗せて、なおも沖に進み続ける。
「俺、まだまだ着くよ。」
「浮き輪なかったら、私溺れてるよ。」
「ううん、溺れてないよ。」
「どうして?」
「俺がいるから。」
私が、ふふ、と笑うと、リョウは私の目をみて、何か言った。聞き取れないくらいに、小さな声で。その声が、なんと言ったのか、わからなかった。けど、なんだかリョウは少し赤くなって、照れていた。
あなたがいれば。
あなたがそばにいれば。
私は、どんな深い海にだって。
溺れない。
だって、私が溺れるのは。
あなただけ。
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NO.9より
「あっ、逃げた!!!」
後ろでミワの声がする。そう言えば、サブバックをボックス部屋に置きっぱなしだ。取りに行かねばならない。そんなことしてたら、絶対捕まる。でも、バックは取りに行かなければ。一か八か、取りに行って間に合うだろうか。取りに行ったら、この逃亡作戦は失敗に終わるかもしれない。そしたら、間違いなくすべてはかなければいけないな。だれか救いの手を差し伸べてくれるスーパーヒーローはいないものだろうか。そんなのんきなことを猛ダッシュで考えていて。とりあえず私は、私たちのボックス部屋方向へ向かう。
すると。
「アイっ!!」
前方から、今となっては聞き慣れた、愛しい声がする。それまでうつむいていた顔を上げ、前を見ると。リョウだった。なぜか、私と同じく猛ダッシュでこちらへ駆けてくる。
「リョウ!?どうしたの!?」
「逃げよう!」
「はぁ!?」
リョウの手には、私のサブバックがあって。もう片方の手で、私の手を握り、引っ張っていく。私も、リョウの手をしっかり握り返して。二人で出口に向かって、走り出す。
「おいっ!!リョウ!!逃げんなよ!!」
後ろから、タクの声が聞こえる。その声に、リョウは、すまーーーんっ!!と叫び返す。あれ、もしかしてこれ。リョウも、私と同じ展開だったりする・・・?
あなたは私の手を引っ張って。何も言わずに走っていく。
そう、私に救いの手を差し伸べてくれたスーパーヒーローは、リョウ、あなただったんだ。

短編
Love story of friends
『片想いの行方』より
友達に会いに行くフリして、あなたのクラスへ足を運んで。
あの笑顔を、あの姿を探しては、見つめて、ときめいて。
そう、あのころは、あなたしか、目に入らなかったんです。
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『夜の風、アイツの腕』より
「沙希。」
もう一度、私の名前を呼んだような気がして。
ぐいっ!
お腹に、締め付けられたような痛みが走り、強い力で、外村の方に引き寄せられた。その衝撃で、私の意識は一気に夢の中から戻ってくる。
だが眠気に加え、さしてよくもない私の脳の機能が、その一瞬で働くわけもなく。
焦りながらも、急いで状況を確認する。
お腹に、引っ張られるような強い力がかかっていて。
耳にかかる、おそらく外村の、吐息。
それを感じたらすぐ、肩に何かがあたる。
・・・え?
ちょっと待って。
これ、もしかして、もしかすると。
――――――抱きしめられてる・・・?

そばかす
第2章 NO.6より
『mine』
好きな気持ちってどうしても止められないように
あなたを欲しがる気持ちも止まらない
しがみついてる背中も 手を引いてくれた大きな手も ときどき見せる無邪気な笑顔も
全部 全部 ほしい
私だけの あなたにしたい
私だけの あなたにしたい
四弦を操るその指も 全て私のために あると信じてるから
せめてあなたもそう思ってくれるように 手をからめてるの
あの夜ね 実は演技してたの
寝ぼけたふりして 好きって言っちゃおうかと思って
でも あなたに嘘をつくことすらできないくらい
あなたを好きみたいで 結局 この想いは そのままマイクに
私だけの あなたでいて
私だけの あなたがいい
マイクを握るこの指も 全てあなたのために あると信じてるから
せめてあなたもそう思ってくれるように 想いを歌うわ
こんな感じです。
そして私の存在が気になった方は。(いないと思う。
管理人のブログ。基本的にくだらないです。基本的に変態です。
そんなこんなな(どんなだ)サイトですが、気に入ってもらえたら喜びのあまりORANGERANGEの上海ハニーを歌い出します。
ではでは!
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